大正14年生まれ。北海道に育つ。幼少より剣道・空手道に親しむ。海軍飛行隊として終戦を迎える。昭和23年和道流流祖大塚博紀に出会い、その精妙な技法に打たれ、師事する。北海道における和道流の普及に尽力した後、昭和33年上京。忙しい会社勤めの合間に、多くの大学・道場にて指導、その卓越した技術と飾らぬ人柄で多くの瀬田松ファンを獲得した。会社を定年退職された現在、声がかかれば国の内外を問わず気軽にどこへでも出向き、自ら体を動かして指導される姿は、見るものの心に感動を与えずにはおかない。
瀬田松弘昌